授業報告

5月12日(月)

宇治市立菟道第二小学校第6学年(京都府)

授業の模様

 0時間目「朝ごはんってなぜ大切なの?」の授業を実施してくださった糸井先生。先生の学級では積極的な発言が目立ちました。特に男の子が元気いっぱい。アニメを先生が声色を変えて読むと、児童の反応がよかったです。そして血糖値のグラフを作成する場面ではクックと秋葉君の生活の違いをユーモアを交えて発言する児童も。
モデル指導案にある「朝ごはんきろくシート」を次の時間にパソコン室で作成することにし、「ぼーっとしちゃうをつきとめよう」の内容を忠実に説明していきます。その中でも、糸井先生の板書のテクニックには目を見張るものがありました。最初の発問で「朝ごはん」と書いてあった黒板。授業が終盤に差し掛かるとその前に付け足される「早起き」。そして、最後に「早ね」と付け足して完成するのは「早ね早おき朝ごはん」というみなさんお馴染みのキーワード。敢えて最後の単語から書くことで「朝ごはん」を食べるためには「早起き」が大事、「早起き」するためには「早く寝ること」が大事という順序を理解させる仕組みになっているというわけです。最後は全員でこの言葉を声を合わせて言いました。
きっと子どもたちの頭に言葉だけでなく意味もしっかりと残ったことでしょう。

子どもたちの感想

  • 私は今まで「午前中におなかがすくから」という理由だけで、朝ごはんを食べていたけど、他にも色々な理由があったことは初めて知りました。これからも、しっかりと「早ね、早起き、朝ごはん」を続けていこうと思いました。
  • よく早ね早起きというけれど、なぜそんなことをしたらいいのかよくわからなかったけれど、この授業はすごくわかりやすく教えてくれたので分かりやすかった。早ね早起き、そして朝ごはんはすごく大切なんだとわかりました。
  • 朝ごはんはとても大切で、一日の生活にとっても必要なんだと思いました。ぼくもムービーに出てきた秋葉君のように夜ふかしをして、ゲームをやっていますが、この勉強をして「だから毎朝がだるいのか」と思いました。これからもしっかり朝食を取りたいです。

糸井登先生の授業実施後の感想

 「早寝早起き朝ごはん」、その大切さを疑う教師は、いや大人はいないでしょう。
ですが、子ども達の現状を見たとき、その指導の困難さには頭を抱えるばかりです。
そんな中、「0時間」のコンテンツを使った授業は、とても効果的なものとなりました。
それは、その内容が、子ども達の「なぜ?」に答えてくれるものとなっているからです。
なぜ、朝ご飯が大切なのか?このコンテンツでは、「元気が出ないよ」などという曖昧
な言葉ではなく、知っておくべき知識がうまくまとめられているのです。
そして、その内容が、分かりやすく、楽しいものになっているのです。
子ども達は授業の中で、「へぇっ?」「そうか!」といった言葉を自然に発していました。
まさに、楽しみながら学べるコンテンツだと思いました。
今後、「0時間」の授業が、多くの学校で広がっていくことを期待しています。

その後の子どもたちの様子

 もともと子ども達のほとんどが朝ごはんを食べてきていました。ですから、大きな変化はないかなと思っていたのですが、現実はそうではありませんでした。
というのも、子ども達の意識が変わったのです。つまり、今までは、何となく食べていたのです。それが、「しっかり食べないといけない」というふうに変わったようです。
この違いは、大きいです。そして、朝ごはんをしっかり食べるために、「早寝」「早起き」を意識するようになった子どもも多いようです。
生活習慣の乱れが気になるこの時期に、こういった授業を実施できたことは、子ども達にとって、とてもよい機会になったと思います。

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