授業報告

6月7日(金)

和光市立第二中学校 第3学年(埼玉県)

授業の模様

 和光市立第二中学校 3年1組の生徒を対象に、0時間目「朝ごはんってなぜ大切なの?」を活用した授業が実施されました。和光市立第二中学校では、「意欲を持ち、自主的・主体的に学習する生徒の育成」を今年度の学校研究課題に掲げており、小グループで自分の考えを伝え合うことで、生活習慣と食生活の在り方について見直し、健康によい食事について考えその実践化を図るため、今回の授業実施となりました。
 授業の進行は、担任の井田先生と、栄養士の丹波先生の2人で行いました。授業前の事前アンケートで、生徒達の生活習慣と朝食に関する調査を行い、その結果の発表から、授業が始まりました。朝食を抜くとどんな悪影響が起こるか?自分の考えをワークシートにまとめ、小グループで話し合い、発表します。「やる気がなくなる」「ボーっとする」「力が入らない」「集中できない」「運動ができない」など、各グループから様々な意見が挙がりました。
 「皆さんが発表した内容について、科学的な根拠をもとにして、いっしょに勉強していきましょう」井田先生の一言から、デジタルコンテンツ「ぼーっとしちゃうをつきとめよう」を活用した学習に移ります。「コッコとクックの調査ファイル」で、朝ごはんを食べないと身体にどんな影響があるのか、クイズで楽しく学びながら理解を深めていきました。
 栄養士の丹波先生から、「スキャモンの発育曲線」を使って、身体は20歳までにつくられること、成長ホルモンの材料となる栄養をきちんと取り、成長ホルモンが分泌される時間、つまり睡眠をしっかり取ることも大切であることを説明していただきました。
 では具体的にどんな朝食が大切か、黒板に掲示された食品から、主食、汁物、主菜、副菜を組み合わせ、朝食のメニューを考えます。栄養士の先生のアドバイスをもらいながら、バランスのよいメニューを考えました。
 最後に、今日の授業を振り返って、感想を発表しました。健康に身体を動かすために朝食を食べること、成長に必要なものをきちんと食べること、「早寝、早起き、朝ごはん」がとても大切なことについてまとめました。

児童の感想

  • 今日は朝食について改めて考えることができて良かったです。何気なく食べている朝食も抜いてしまえば大変だと思いました。朝食を抜くと、血糖値や体温にも関係してくることは初めて知りました。今度からはただ食べるだけでなくバランスにも気をつかえると良いです。
  • 朝食を食べなかったときに起こる悪影響についてよくわかりました。毎日欠かすことなく朝食を食べて、登校しようと改めて思いました。また、デジタル教材はわかりやすくて面白かったと思います。
  • 私はいつも、朝食は少ししか食べません。けれど、今日の話を聞き、朝食はとても大事だということがわかりました。今日のアニメに出てきた秋葉くんみたいになることも何度かありました。色々なグラフなどもわかりやすかったです。
  • 朝食が体の力になることはわかっていましたが、なぜそうなるかもわかりました。また、朝食を抜いたからといって痩せるというのは間違いだと思いました。決まった時間に必要な量をバランス良く食べることで、一日の生活、また成長する体に良い影響があるとわかったので、実行したいです。

井田先生の授業後の感想

 「早寝、早起き、朝ごはん」が大切なことは知っていても、なかなか習慣にするのは難しいので、朝食の重要性を科学的な根拠をもとに理解するための授業を行いました。科学的な根拠をわかりやすく説明できる教材として「食育の時間」を使用しました。
 アニメーションは中学生対象ではないと感じたので、科学的な根拠を提示する「ぼーっとしちゃうをつきとめよう」を使用して、そこからどんな朝食をとれば良いかなどの説明は、学校栄養士の先生に加わってもらって授業を行いました。
 給食をよく食べ、食べ残しもほとんどない学級ですが、授業前に行ったアンケートからは、体の不調を感じたり、朝食時に食欲がなくて朝食を抜いたりする生徒の割合が多いことが課題としてわかりました。
 これから進路を決める時期になる中学3年生を対象に授業を行いました。なぜ朝食を食べるのかという理由を実感した生徒が多いので、成長期の体づくりや、社会に出た後も朝食の大切さを意識できるようになってほしいと願っています。

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