もちろんそうではありません。さっきの基礎代謝のように、食物からとるエネルギーは身体を動かす以外にも必要としているのです。体を動かすためのエネルギー源である栄養素は炭水化物、脂質、タンパク質ですが、その内、タンパク質と脂肪は体を作る材料でもあるわけです。皆さんはこれから成長していき、18〜20歳になったころ、やっと大人としての体が完成します。成長期の皆さんは、身体を正常に成長させることを第一に考えてください。そのためには、よく食べ、よく動き、よく休むことが大切です。成長期に栄養状態が悪いと身体が未完成のまま大人になってしまいます。ですから、それまでの間に無理なダイエットをし、ダイエットの敵と思われがちなタンパク質や脂質をとらずにいると、ホルモン(*2)のバランスがくずれたり筋肉がおとろえたり、大人の体になりきらないまま老化が始まる、ということになりかねません。本来の機能を成長させずに大人になるということは、自分が持っている可能性を自分で狭めてしまうことです。そういう意味でも、エネルギー源である栄養素をとるための食事は、正しい量で、質のいいものであるように心がけ、その内容も、炭水化物、脂質、タンパク質がバランス良くとれるようにしましょう。そうした上で自分の体にあったちょうどよい運動をしたいですね。
|